クロスメイクとリフォームとプロ用専門用具販売のインテリアカワイタケシ

STEP7 素材を決める

クロスには、ビニール、和紙、

紙、織物、珪藻土、オレフィン

など表面仕上げの異なる

種類があります。

それぞれに特徴があり

値段も異なりますので、

まず、どの表面仕上げのものに

するのか決めます。

通常、こだわりがなければ、

ビニールクロスにします。

また、貼替えの場合には、

避けたほうがよいものも

ありますので、注意しましょう。

※それぞれのクロスの特徴


ビニールクロス


現在、一番ポピュラーなのがビニールクロスです。汚れにくく、掃除も簡単です。

材料価格も¥1,000/㎡前後のものが主流でお値打ちです。

汚れ防止や消臭、抗菌、通気性などの機能をもつ製品もあり、デザインも豊富です。

日本製のビニールクロスは世界的にも高性能で、ドイツのRAL規格より厳しい

日本壁装協会の独自規格ISM規格にクリアしています。

しかし、はりかえのときに発生するクロスの廃棄物の処分方法が未だ確立しておらず

地球環境に対する配慮が課題です。

現在、さまざまなリサイクル方法を研究中で、粉砕、分別してリサイクルする方法

が有望です。

廃棄されたビニールクロスは、現在のところ、ダイオキシンを出さない高温焼却施設による

サーマルリサイクルまたは、廃棄処分場への埋め立てが主流です。


和紙クロス


和紙のクロスは、和紙に裏打ち紙を貼り付けたものと、和紙そのものの2種類に

分類できます。

裏打ち紙を貼り付けたものは

主に大手インテリアメーカーが和紙をクロス用に開発したもので、貼替えが可能です。

貼替え時は、ビニールクロスと同様に裏打ち紙を下地に残して、はがすことができます。

和紙そのものの製品は、

和紙特産地域で開発され、基本的に和紙の単一層なので、貼り付けたものを

はがすことはできません。

改装の場合は、その上に重ね貼をしていきます。

材料価格は¥1,000/㎡~¥2,000/㎡のものが一般的です。

廃棄された和紙のクロスは"紙"としてリサイクルされます。

和紙のクロスは、汚れがとれにくく、施工難易度がやや高いため、

ビニールクロスの様に緻密な仕上がりを追求する場合はおすすめできませんが

インテリアカワイタケシとしては、日本の風土に合った、地球にもやさしい

インテリア素材として、応援したいアイテムです。


紙クロス


ビニールクロスは、塩化ビニールを可塑剤により発泡させ、表面に凹凸を表現します。

紙クロスは、その凹凸の表現を塩化ビニールの助けなしに紙で表現した製品です。

紙のみでできているので、通気性や吸放湿性に優れます。

また、珪藻土やケナフなど素材の特徴を生かした製品も開発され多彩になっています。

反面、汚れがとれにくく、施工難易度がやや高いため、ビニールクロスの様に緻密な

仕上がりを追求する場合はおすすめできません。

しかし独特のシンプルな風合いや素材感があり、好む人も多いです。

材料価格は¥1,000/㎡~¥2,000/㎡のものが一般的です。

廃棄された紙クロスは"紙"としてリサイクルされます。


織物


布(織物)に裏打ち紙を貼り付けて壁紙にしたものです。

壁紙が出始めた昭和30年代~40年代は、この織物が主流でした。

その頃は応接間などに使用する高級内装材という位置づけでした。

現在も、結婚式場、ホテル、ゴルフ場のクラブハウスなどフォーマルな場所に

使用されており、高級内装材としての地位は、不動のものになっています。

材料価格も別格で、¥2,500/㎡~¥6,000/㎡です。

シルクを使用したものなどは、¥10000/㎡以上します。

埃についても定期的な清掃が必要で、汚れた場合、しみぬきなどの専門知識が必要です。

しかし、織物独特の素材感は、すばらしいものがあり、お部屋を"別格"にするには

うってつけの材料です。

お客様を迎える応接間にいかがですか?

廃棄された織物クロスは劣化したものが多く現在のところ可燃物として

サーマルリサイクルが主流です。

劣化していなければ、糸くずとしてリサイクルできると思われます。


珪藻土


水中にプランクトンが堆積し、長い年月を経て土化したものを珪藻土といいます。

粒子は微細なチューブ状の形状をしており、表面積が非常に多いため、保湿性が高く

乾燥した珪藻土を室内に置いた場合、調湿効果が期待できます。

また、珪藻土の持つ無数の孔が臭いを吸着し消臭効果があるとされています。

湿気のたまりやすい場所や、乾燥させておきたい場所に有効です。

珪藻土クロスには、紙の表面に吹き付けた製品と紙の中に練りこんだ製品があります。

紙の表面に吹き付けた製品は、じゅらく壁(和室の塗り壁)の様な落ち着いた風合いがありますが、

表面の珪藻土が欠落しやすく、施工難易度は高いです。

したがって施工後の修正がしにくく、貼替えの材料には不向きです。

紙の中に練りこんだ製品は、紙クロスに近い施工性と風合いを持っています。

材料価格は¥1,000/㎡~¥2,000/㎡のものが一般的です。

廃棄された珪藻土クロスは可燃物としてサーマルリサイクルされるか、

"紙"としてリサイクルできると思われます。


オレフィン


塩化ビニールを低温で焼却した場合、ダイオキシンが発生し、周囲の土壌に悪影響を

およぼす可能性があります。

焼却の際にダイオキシンが発生せず、ビニールクロスに近い性能を期待して開発した

製品がオレフィンクロスです。

塩化ビニールのかわりに食品包装材に使用する"エチレン・酢酸ビニル共重合体樹脂(EVA)"

を使用しています。

ビニールクロスのように汚れに強く、水拭きが可能です。

また、表面強度も高く、キズがつきにくいのが特徴です。

しかし、可塑剤による発泡がしにくいため、厚みが薄く、下地の凸凹を拾いやすいです。

近年の印刷技術により、かなり改善されましたが、施工難易度は高めです。

材料価格は¥1,000/㎡でほぼ統一しています。

廃棄されたオレフィンクロスは、可燃物としてサーマルリサイクルされます。


雰囲気を決めます。

お部屋の雰囲気を色調と素材感から、どの様にするか

決めます。


落ち着いた雰囲気⇒

    クリーム系ピンク系(イエロー系)、織物調、無地

活動的な雰囲気 ⇒

     グレー系ブルー系(ブルー系)、石目調、柄物

中立な雰囲気  ⇒

      ベージュ系グリーン系、和調(和紙、じゅらく)